私の恋and事件簿♥

平原さんが背後について来た為、私は内容が見えないように持ち、ファイルにしまう。



「これから極秘資料を扱うので、先に質問を受けても良いですか?」



私はデスクに眼鏡を置き、平原さんと沢塚さんと向き合った。

平原さんは「わかりました」と、質問を書き留めてたであろうメモを取り出した。



「警察界のサラブレッド…まさにそんなキャッチフレーズがお似合いなんですが、お兄さんやお父様である野神総監の存在はどういった感じですか?」



“サラブレッド”―…?

私は思わず眉間にシワを寄せた。

1人の刑事として、取材に来てないの?