2人でリビングに戻ると、北斗が冷たいお茶を持って来てくれた。

ニュースで事件などを確認してると、父親や今日の事件について会見して居た。

映像には、私や北斗も写ってて、「恥ずかしいね…」と、漏らした。



「そうか?」



北斗は何度かニュースに出てるから平気だよね。

私、初めてだし。

消防士の時、テレビ取材が来ても、機関員にスポットライトは当たらない。



「恥ずかしがり屋だな(笑)」



「私は北斗が見てくれてたら十分なんです(笑)」



私が半分、本気で言うと、北斗は嘘つきと、胸を鷲掴みして来た。