私の恋and事件簿♥

唐辛子成分の入ったスプレーは、痴漢撃退のモノなど、死に至るほどではないとわかってた筈なのに動かないのは、マスコミに、自分たちにスポットライトを当てさせる為。

私は慌ただしく動き始める人たちを見てため息。

父親は他人に甘いと思った。

自分も所属してた筈の科学防護隊がこんなに緩いと気付いてるんだろうか。

警察になりたいとは思わないけど、私がもし父親の立場だったら、こんな状況を許さない。



「苺愛ちゃん、こっちお願い!」



「は………やっぱり、今は行けません…」



私は科学防護隊の指揮車に乗り込んだ。