私の恋and事件簿♥

男の子だけならば、ここから飛び降りたけど、無理。



「お姉さん、消防士?若いね」



そう歳の変わらないであろう犯人は、私にスプレーを向けながら近付いて来る。



「可愛いねー」



そんな事を言ってても、手は小刻みに震えてる。



「うぉりゃ――ッ!!」



ーードンッ

私はその手を引っ張り、ともえ投げをした。

コンクリートの上での為、俺は気絶。

私は落ちたスプレー缶をポケットにしまい、女の人に「今度こそ行きましょう」と、先に出入口へ向かわせた。

男の足を引っ張りながら、私も後に続く。

階段でカダガタと体が揺れても起きない男に感謝しながら外に出て、兄貴と山下さんを手招き。