私の恋and事件簿♥

私は状況と桜山さんからの伝言を伝え、図面を見せた。



「今、どこに犯人が居るかは定かではありません。ですが、突入もガスの分析が済まなければ無理です。包囲をお願いします」



「わかりました。
…良いか、いくら火はないとは言え、無茶すんなよ」



兄貴は私に小声で言うと、大声で一部の人たちに指示を出す。

私は被害者から話を訊きたいらしい兄貴と山下さんを連れて、トリアージコーナーに戻る。



「ママ…ママぁー…っ…!」



すると、母親を捜して泣いてる子供を見付けた。

私は2人から離れて、子供を掴まえた。