でも、美園は落ち込んでるだろーな。


意外とネガティブだし。


「……では、私は部屋に戻りますね」


「はい」


そして若奈さんは池から去っていった。


「……優~。ど~しよ、やっちゃったよ~」


あたしに抱き着いてきた美園は今にも泣きそうだった。


「しょうがないよ」


そう言いあたしは優しく美園の背中をさする。


「でも……」


「部屋に戻ろ?」


こういう時はさらっと流した方がいいよね。