なんか……美園パニクってる。 美園は池の中に手を入れようとした。 だけどすぐ若奈さんに手を掴まれた。 「大丈夫です!この池、人工なので深いんです。落ちたら危ないですよ」 「……はい」 「それに、これはあなたじゃなくて私のせいですから」 若奈さんはニコッと微笑むが、美園は黙って俯いてしまった。 鍵は諦めるしかないか……。