「じゃ、おやすみ」 うっわ。悠寝始めた! 「オイ寝るな!」 そう言って悠の頭を叩いたのは篠田晴哉君。 自称、悠の友達。 「次移動教室だぞ、遅刻したらどーすんだ!」 何故[自称]がついてるのかというと……。 「……晴哉がなんとかする」 そしてまた悠は寝始めた。 「おぉい!?俺はお前の何なんだよ!」 晴哉君が身を乗り出して悠に訴える。 悠は晴哉君をちらっと見た。 そして少し考えて、 「……下僕?」 ……一瞬にして空気が凍りついた。