「……これが何?」 あ、気にしないパターン。 ……安心したようなガッカリしたような、不思議な感覚に捕われた。 ふと美園を見ると、髪が少し濡れていた。 「あ、お風呂どーだった?」 あたしが聞いた途端、美園の目が輝きだした。 「もぅ最っ高!露天風呂とか、泡風呂とか♪」 泡風呂かぁ……。 夜入ってみよ。 ふと時計を見た。 もう12時をまわっていて、何故お腹が空いているのか理解できた。