目の前には美園がいて、晴哉君は悠を起こしていた。 あれ? あたし、何してたんだっけ。 美園とお風呂行こうとして。 やっぱやめて。 部屋入って。 悠が寝てるの発見して。 それから……。 ……それから? 寝てたのかな? 「…………」 ふと見ると美園がケータイを見ながらニヤニヤしている。 「どーしたの?」 まだ寝ぼけてるあたしはケータイを横から覗き込んだ。 「!!」 ……今、カンペキ目ぇ覚めた。