「はるもとの若女将の、春元美衣奈です」 美衣奈さんがあたし達に挨拶をした。 「こんにちは」 つられてあたしも会釈する。 若女将にさん付けされてる夏恋ちゃんスゴイな……。 「部屋へ案内します」 美衣奈さんに着いて行くと美衣奈さんは階段を上り始めた。どうやら部屋は2階らしい。 ドアが開けられ、中が見える。 「うわ……!」 部屋は、一言で言うとすごかった。