「ううん。何でもないよ」


はるもとのサービスは悪くないんだ。


そーゆーのが逆にないと利用客減るし。


……それより!


「悠っっ!」


勢いよく男子部屋のドアを開けた。


「……んだよ」


幸い(?)晴哉君と坂上君はいなかった。


悠は不機嫌そうだ。


……部屋着なとこから、寝起きと考えられる。


「悠が捨てた紙!回収されちゃったよ!」


「…………で?」


「で?じゃないっ!アレ、もしかしたら手掛かりかもしれないのにっ!」


「……だから何?」