─────30分後 木瀬くんは息をきらして公園に入ってきた 私を見つけて安心したような顔をしていた 「侑鳴…大丈夫か?」 眉毛を寄せて、心配そうにつぶやく木瀬くん。 やめてよ… 今優しくされたら心が… 「木瀬くんには関係ない」 あなたを許しちゃうから、 怖くて上を見上げれない なにを言われるのかな…… すると、ベンチに座る私と同じ背丈になるよう木瀬くんはかがんだ ふと、顔を上げると、 切ない顔で私を見ていた