インターフォンがなっている。 ベットから降りようとして、 身が異様に軽いのに驚いた。 思わず、自分の体を見る。 何も身に着けていない。 でも、頭がまわらない。 ぐいっと、布団の下から毛布を引き出して、羽織った。 「・・・おはよ」 ドアの向こうにいた彼は、笑顔を凍りつかせて、言った。