−葵の部屋−


アオイ)「大原君の絵、素敵だったねぇ♪」


ハル)「あぁ。」


最近は毎晩のように、どちらかの部屋で過ごしていた。
(勿論、恋人らしい事は全くない。)


ハル)「でもさ・・・」


陽が、葵の後ろにまわって、後ろから抱きしめる。

葵も、その事に戸惑う事も、抵抗する事もなく、陽に身体を預けた。


アオイ)「ん?」



(陽あったかいなぁ〜・・・)



ハル)「あんまり他の男ばっかり褒めてると・・・妬いちゃうよ?」


アオイ)「ん〜・・・」



ハル)「・・・葵?」

アオイ)「ん・・・」


ハル)「眠い?」


陽の言葉に、コクンと頷く。


ハル)「じゃあ寝るか。」

アオイ)「うん。」


ハル)「あっ、ちょっと待て!ここで寝るなよ、風邪引くだろ?
ベッド行け。」


アオイ)「ん・・・だって・・陽あったかいから・・・」