「あら、オシャレして!

頑張ってくるのよ!」

2階にある自分の部屋から、1階に下りて、お母さんに、よくわからないエールを送られる。


幼なじみというのは、厄介な事に、情報も筒抜けなわけで・・・

私達が、手を繋ぎながら登下校するせいもあって、付き合っていることは、お互いの両親にも伝わっていたのだ。


アオイ)「休日なんだから、このくらい普通だよっ。」

「ふふっ、素直じゃないんだから。

じゃあ、陽君によろしくね。

行ってらっしゃい。」


アオイ)「はぁい。

行って来ます。」


ちょっと不満は残るが、陽が待っているし、時間に余裕がないので、家を出た。