あっさり離された事に寂しさを感じ、陽の制服の裾を軽く握った。


ハル)「ん?どうした??」



絶対わかって言ってる!!!

この確信犯がっ!!



アオイ)「・・・意地悪しないで。」

ハル)「ははっ。何の事かなぁ?

ほら、どうしてほしいの?」


アオイ)「〜〜

簡単に・・・
離さないでよねっ!」


ハル)「ふ。ごめん、面白くて。」


そう言って、また葵を包みこんだ。

今度は、背中と、腰に回した手に、先程より、より一層力を込める。


アオイ)「やっぱり、面白がってたんじゃん。」


と、憎まれ口を叩く葵も、笑顔で、腕を回している。




絶対に、お仕置きは嫌だと思った葵だったが、今は幸せだった。