目の前には目を閉じたままの月城くん 月城くんはそっと唇を離すとにこっと微笑んだ 「可愛いって言った仕返し」 「え、今…え?」 「花火」 「え?」 「きれいだよ」 そう言って空に次々と打ち上げられる花火はすごくきれい でも、私は花火より月城くんの横顔に見とれていた