「それはちょっと…」 空良は困ったように言った。 「護衛もなしにお前を一人にするわけにはいかねぇだろ。」 旭が言ったと同じに馨と大と力がひらめいた顔をした。 「真城、いいぞ行って来て!!」 「なに言ってんだよ馨!!危険すぎるだろ!!」 馨の言葉に旭が食いついた。 「大丈夫だよ、一日くらい。」 「そうだよ、黒蛇だって俺らを警戒してそう簡単に動けないだろうし。」 大と力は馨の意見に賛成のようだ。 「うーん、でも風雅がなんて言うか…」 空良は言葉を濁らせながら風雅を見た。