◇◇ 「受かった!!」 「同じく!!」 ついに発表の日を迎えた。 結果は合格!! 晴れ渡った空に周りの目も気にならず叫んだ。 …それくらい嬉しかったから。 それは央も同じようで、普段はだるいのか眠いのかくらいの表情しか見せないのに、珍しく満面の笑顔だった。 その日は2人の家族全員でパーティーをして幸せな気分に浸っていた。 同時に私は新しい高校に大きな期待を抱いていた。