翌日わたしは‘ある場所’に来ていた。 ‘ある場所’は少し肌寒くて、何とも言い難い、肌に纏わりつくような不気味さがあった。 『‘恐怖’とは何か。』 『‘死’とは何か。』 『お前は今から‘恐怖’に呑まれる』 3人の黒ずくめの男が空中に浮遊しながらわたしを見下ろす。説明らしい説明もなく、わたしは意識を失った。 ‘恐怖’とは何か。 ‘死’とは何か。 お前は今から‘恐怖’に呑まれる。