「んー?ただ聞きたい事があって。」 友莉の顔から表情が消えた ……ように見えたけどそれは一瞬で すぐに俺の話に耳を傾け 表情は自然なものになったので 俺は気のせいだろうと思い 言葉を続けた。 「今日って龍と登校したの? しかも二人乗りで。」 「うん。海里見てたの?」 思ったより返事は早く返ってきた。