「唯花、離して!!」 「美空?落ち着いて! あの人は美空の知り合いなの?」 「ううん、違う」 「じゃぁ誰?」 「あの人は… あの人は…私の初恋の相手なの!! ずっとずっと探してたの!!」 「えぇ!!? じゃぁあの人が美空をナンパ男から助けた人ってこと?!」 「うん!そうだよ! 間違いない!!あのチョコレートみたいな色の髪の毛!! 彼だよ!!」 そんなことを話してる内に 彼が私の横を通り過ぎていってしまった