陸斗のその言葉を聞いて 三神さんは青ざめていった そしてそのまま 走って屋上を出て行った 「美空…? 大丈夫……?」 「…唯花 大丈夫だよ 私ね、幸せモノなんだ だって 一番辛いときに 一番大切な人達がそばにいるんだもん だから 今がどん底だって すぐに起き上がれるの だいすきなみんなや 陸斗がいて 本当に…本当によかっ…た…」 私の意識は途絶えつつあって 目を閉じるまでの間 陸斗と唯花の声が聞こえてた