ドンペリが運ばれてきて
少しのパフォーマンスがされ
更に会場が盛り上がった。
「「かんぱーい☆」」
「やっぱ高い酒は上手いね〜」
「ねえりお、踊り行こーよ!」
「え〜!」
「文句いわな〜い
ちょっと拓哉くん行ってくる!」
「うい〜」
啓くんがDJをやってる
ステージに少し近付く。
「みんな盛り上がってんね!」
「りお〜知らないと思うけど
啓くん結構人気なんだからね〜」
「そうなんだ…」
まぁあのルックスなら
モテそうだもんね。
すると見覚えのある男女が
会場から抜けて
私の横を通り過ぎた。
―――ドクンッ…
胸騒ぎがした。
