教室に入ると、瑠衣くんたちが既に来ていて私は3人のもとへ向かった。


「おはよ…」


「おはよ鳴海ちゃん」


ニコッと笑ったのは零くん。


『いじめちゃダメだよ!』


…?何?今の声…。


「鳴海ちゃん?」


「な…なんでもないから…」


今日はなんだかおかしい…。


「なるちゃん、今日は髪おろしてるんだね♪」


魁くんは私の髪の毛を手に絡める。


『なるちゃん、今度はオレと一緒に遊ぼー!』


まただ…何なの?これ…。


「鳴海、お前どうした?」


『トロいんだよ鳴海わ!』


頭が痛い…。


瑠衣くんの声が遠くで聞こえる…。


私はそのまま意識を失った。