イタル~another day~

ウォーミングアップから始めて、
全力投球するまで黙って見ていた。

本気の球を三球見てから、
ちょっとしたアドバイスをした。

そして、
「がんばってみろ。まだまだ伸びるから」

と声をかけた。

嬉しそうに
「はい!」と古西が大きな声で返事する。

彼にかけた言葉は、
俺が一番欲しかった言葉だ。

中学時代の俺が。