イタル~another day~

ヘルメットを脱ぐと沼沢兄の端正な顔立ちが現れた。

自分もヘルメットを脱ぐ。


「バイクも上手いじゃないか」

いきなり誉められた。

「ありがとう・・・ございます」

「野球と一緒で素直ないいライディングフォームだ」

誉められっぱなしだ。

「あの、話って?」

「ああ」

と言ったきり話を切り出さない。


待つ。


しばらくして照れ臭そうに、

「おまえのこと気に入ってしまってな。あまり俺に向かって来る奴はいないから」

この間玲ちゃんと一緒にからまれた時のことか?

「だからその・・・お節介だ」

「お節介?」