ついに、どうしようどうしようとオロオロしているあいだに追いつかれてしまった。 「優ちゃんと、見たいと思ったの。夕暮れを」 かすみちゃんの大きな目がまた僕の目を捉えた。 どくん―――――、 この動悸は、高い所にいる緊張からか、 はたまた、別の理由か。 「行こう。」 かすみちゃんが柔らかく微笑んで首を傾げた。 「うん。」 僕も笑い返して頷いた。