「人のせいにすんな。お前もイビキがーがーかいて爆睡してたろ」 そんな乙女にイビキだなんてデリカシーのない事をサラッと言うレツ 「私イビキなんてかいてない!!」 ギュッと握りしめるレツの背中からは、今日も爽やかな良い香りがする さっぱりとしたスーっとする香り… 「かいてた」 「かいてない!!」 「かいてた」 空気にさらされた唇が、風のせいて水分を奪っていく