首筋や胸元に広がる紅い花 レツに愛されたしるし………――― 「………レツ」 「ん?」 服を着ないままシーツにくるまる私をレツがギュッと抱き寄せる。 「呼んでみただけ…」 「そうかよ」 いっそのこと、このままレツと私がくっついてしまえばいいのに 一つの存在になっちゃえば…ずっと離れなくてすむのに…… 一生死ぬまで一緒にいられりのに…… 「ジュン、ちょっと手出せ」