「ねぇレツ」 「あ?」 「海行きたいな」 長ソファーでごろんと寝っ転がっているレツの前にしゃがむと 前髪のすき間から見えるその切れ長の瞳を出すように、サラッと髪に触れてみる 「海?」 「海」 「今からか?」 「いまから」