「遅せーんだけど」 門の前に寄っ掛かっているツカサが、近付いた私にメットをのっける 「申し訳ないです…」 文化祭の準備のせいで気疲れしたのか、少し小さめに答えた私に 「なにお前、元気ないじゃん」 ツカサのバイクのケツに鞄を置くと、メットのアゴひもをカッチャンと鳴らした。 「ちょっと文化祭でとんでもない係になっちゃってさ…」 「なんだそれ」 私は鞄を再び肩にかけると、バイクに乗り込む。 「話すと長いんだけどさ」 私がそう言いかけると 「長いなら後で聞く」