「雪佳が?王子様?」 「はい」 親に言ってないのか。 ま、当然だよね。 フツー親に、[俺みんなの王子様なんだ]って言ったらそいつナルシストだよね。 その時、曲がり角から雪佳が出てきた。 「あ、父さんココにいた。看護師さんが呼ん…」 雪佳はあたしを見つけて、言葉を止めた。 そんなにびっくりすることなのかい? 「今行く。じゃ、春香ちゃんまたね」 「ハイ。また」 ニッコリ微笑んだ。