水色王子とピンク姫



「…はあ」


麻里が意味ありげなため息をついた。


「…どーしたの」


こっちもため息つきたいぐらい大変なのに。


「昨日、彼氏とケンカしちゃって~」


何だ。惚気か。


「そーいえば、麻里の彼氏って誰?」


椅子に座りながら言った。


彼氏いるとか言っといて友達には何の紹介もないって…無くない?


「教えなーいっ♪」


麻里はくるっと一回転しながら椅子に座る。


「えー…」


実は彼氏はいないとか?


…な、ハズないか。


昼休みに麻里を尾行すれば彼氏分かるかな?