そう言って修吾は俺の背中を押した。 「いつものお前じゃねーよ。雪佳は、自信家で、裏表あって、とりあえず前向きな奴だ」 「修吾……」 「行けよ」 「……おぅ」 俺は前へ一歩踏み出す。 しかし進もうとしなかった。 「修吾」 「ん?」 「俺に裏表はねーから」 「あるでしょ」 「絶対ナイ!」 修吾は笑う。 俺も笑った。 大きく息を吸って、俺は病院の中に入ってった。