違いすぎだろ……。



そんなことを考えながら転校生を眺めていると、また目が合った。



さっきから何なんだよ……あれ…。



「ねぇ、さっきから上村さん、こっちをチラチラ見てるけど助けてほしいのかなー」



マリアがそう言う。



あれは助けを求めているのか!!



「しょうがない。ここは俺が助けに行ってやるか!」



「裕也が行くとややこしい事になりそうだからいい。アタシが行く!」



そう言って人の間を縫って転校生に近づいて行った。