「ほら」
窓の外へ指を向ける。
「あ!」
そこはすっかり雨が上がって、暖かい日だまりが広がっていた。
「晴れてるっ!」
さっきまでの怒りはどこへやら。
一気にパアッと顔を綻ばせた。
「単純……」
「うわあ!虹!」
俺の言葉は届かなかったようで、「シズマサ虹だよ!」とはしゃいでいる。
「寝よ?」
「…どこで?」
「ここ」
そう言って陽が当たっているカーペットを指した。
「ここ?」
「うん。日向ぼっこ…しよ?」
「猫だ……」
日溜まりの中溶け合う2つの影
雨上がりの空に輝く太陽の光は
全てを包み込むように暖かい
END


