コク
優月の喉をコーヒーが流れて、
そっと唇が離れる。
「ど?」
優月の顔は真っ赤。
「な、何するの!」
「欲しそうにしてたから」
「してなぁあああい!!」
「美味しかったでしょ?」
「…………甘かった」
「“かふぇおれ”だから」
「もうっ」
ぷくっと頬を膨らませる優月。
そんな優月は珍しくて、ちょっと可愛い……なんて思った。
けど、
「……ガキ」
「何ですってぇぇえ!?」
さっきまで雨のせいで拗ねていたとは思えないほど、うるさ…いやいや元気になった。
あ、
「優月」
「何?」
「寝よ」
「…は?」


