━ヒスイ━ 台所に立つラピス 懐かしい光景だった それを見てまた、流れる涙 男のくせに…情けないな… 「お兄ちゃん…はい。」 ラズリちゃんに渡されたのは、フェイスタオルだった 「ん。ありがとう」 おとなしく受けとる 涙を拭うが、意味がない 次から次に流れる あぁ、本当に情けないな… 「…兄さん…お客様…」 メノウが言った こんな時に誰だろ 俺、今すごい顔してるんだけど… 思いながら、そのお客様のもとに向かった