花畑に着く 鼻歌が聞こえる ずっと聞きたかったあの声だ ラピスが居た 「ラ…ピス」 恐る恐る声をかける すると、鼻歌を止めて振り替えるラピス ずっと、会いたかった人が目の前に居る お願い… 俺の名前を呼んで… 「えっと…あなたは?」 願いは届かなかった 目の前のラピスは、俺を不審な目で見ている 「…めん…ごめん…ラピ…ス」 謝るから 不安にさせたこと 傷つけたこと 全部謝るから だから… ラピスの中から俺を消さないで