いけない保健教師〜気になる不良転校生〜

「私、ここで寝ていいの?」


「もちろんですよ。シーツと枕カバーは一応取り替えましたから…」


「ありがとう。でも…、君はここに寝ないの?」


「俺はあっちの部屋のソファーで寝ます」


「どうして?」


「どうしてって、一緒に寝るのはマズイでしょう?」


「まあ…そうね」


(私は構わないのになあ)


(先生、もしかして誘ってる?)


上目遣いで春田に見つめられた徹也は、ドキドキして顔が熱くなるのを感じ、慌てて春田から顔を背けた。
そして押入れから毛布を出して脇に抱えると、「おやすみなさい」と言って部屋を出て行った。