「あと、タオルとかはどれでも自由に使ってくださいね?」
「はーい」
「部屋なんですけど…」
徹也に続いて春田はベッドのある徹也のメインの部屋に入った。
殺風景なリビングとは違い、こちらには勉強机やステレオやテレビがあり、生活感があった。
そして微かに漂う男の子の匂いと、嫌でも目に入るベッドを見て、春田は禁断の部屋に入り込んだみたいな気がしてドキドキした。
考えてみれば、兄以外の男性の部屋に入ったのは、これが初めてだった。
「パジャマ代わりにこれを着てください」
徹也はベッドの上に折り畳まれて乗っている白のスウェットの上下を指差した。
「悪いわね?」
「気にしないでください」
春田はジッとベッドを見ていた。
(枕が一つしかない…)
「はーい」
「部屋なんですけど…」
徹也に続いて春田はベッドのある徹也のメインの部屋に入った。
殺風景なリビングとは違い、こちらには勉強机やステレオやテレビがあり、生活感があった。
そして微かに漂う男の子の匂いと、嫌でも目に入るベッドを見て、春田は禁断の部屋に入り込んだみたいな気がしてドキドキした。
考えてみれば、兄以外の男性の部屋に入ったのは、これが初めてだった。
「パジャマ代わりにこれを着てください」
徹也はベッドの上に折り畳まれて乗っている白のスウェットの上下を指差した。
「悪いわね?」
「気にしないでください」
春田はジッとベッドを見ていた。
(枕が一つしかない…)



