いけない保健教師〜気になる不良転校生〜

「それはいいですから、そっとしておきましょう?」


「いいんですか!?」


「あの子、元気な声だったから、心配ないと思うの」


「はあ…」


(うわあ、寛容だなあ…)


「もう子供じゃないんだし。助けてくれた人って、きっとあの子の好きな人なのね…」


「どんな人なんだろう…」


「そうね…。彩香さん、分かったら教えてね?」


「はい…」


(もしも相手が高校生だったら、寛容なおばさんでも驚くだろうな…)