一方兄は、中学生になり夢精を経験し、性に目覚めたばかりだった。
そんな少年が密室で、妹とは言え大人っぽい体をした女の子が、あられもない姿で側にいたら、妙な気を起こすのも無理はないだろう。もちろん正しい事ではないのだが。
春田は大人になるにつれ、そう思うようになった。だからその話を兄とした事もないし、責める気持ちもない。
しかし当時の春田はそんな考えをするはずもなく、兄の行為に羞恥と嫌悪しか感じなかった。
兄に嫌われたくない一心で春田は耐えた。兄は童貞だった事もあり、未遂に終わったし、その日限りではあったものの、体の到るところを触られた嫌悪感は、ずっと春田の記憶に残り、時々春田の体を舐めるように見る兄の視線がおぞましかった。
この記憶が、今に到るまでずっとトラウマになっているのだ。
そんな少年が密室で、妹とは言え大人っぽい体をした女の子が、あられもない姿で側にいたら、妙な気を起こすのも無理はないだろう。もちろん正しい事ではないのだが。
春田は大人になるにつれ、そう思うようになった。だからその話を兄とした事もないし、責める気持ちもない。
しかし当時の春田はそんな考えをするはずもなく、兄の行為に羞恥と嫌悪しか感じなかった。
兄に嫌われたくない一心で春田は耐えた。兄は童貞だった事もあり、未遂に終わったし、その日限りではあったものの、体の到るところを触られた嫌悪感は、ずっと春田の記憶に残り、時々春田の体を舐めるように見る兄の視線がおぞましかった。
この記憶が、今に到るまでずっとトラウマになっているのだ。



