郊外の大学病院に徹也は搬送され、今はICUで検査と治療を受けている。
春田はベンチに座り、祈りながら徹也の黒い携帯を握り締めた。
徹也がICUに入るとすぐに、その携帯で徹也の父親に連絡を入れた。
徹也の父親は、酷く狼狽した様子で、すぐに駆け付けるとの事だった。
春田はふと思い立ち、徹也の携帯を開いてアドレス帳を表示させた。
そして“由美”の名を見付けると、迷わず発信ボタンを押した。
徹也は由美を妹同然と言っていた。であれば、彼女にも知らせるべきだろうと思ったのだ。
数回のコールで、若い女の子らしい元気な声が、携帯から聞こえてきた。
春田はベンチに座り、祈りながら徹也の黒い携帯を握り締めた。
徹也がICUに入るとすぐに、その携帯で徹也の父親に連絡を入れた。
徹也の父親は、酷く狼狽した様子で、すぐに駆け付けるとの事だった。
春田はふと思い立ち、徹也の携帯を開いてアドレス帳を表示させた。
そして“由美”の名を見付けると、迷わず発信ボタンを押した。
徹也は由美を妹同然と言っていた。であれば、彼女にも知らせるべきだろうと思ったのだ。
数回のコールで、若い女の子らしい元気な声が、携帯から聞こえてきた。



