しばらくうつむいていた女の子が、急に顔を上げて俺を見つめる。 「あのっ、福梨くんが好きです!つ、付き合ってください」 「……え?」 好きっていうのはどの好きだろう。 付き合ってっていうのは、ちょっとそこまで付き合ってとかそういう意味じゃないよね? つまりは…。 「告、白?」 女の子がこくこくと頷く。 え、本当に? 「あの、俺と付き合ってもいいことないよ…?」 そう言い終わるかいい終わらないかのうちに、横にあった掃除ロッカーがぐらりと傾く。