第一準備室は資料が雑多に置いてある所で、人は滅多に入らない。 そんな所に呼びだすなんて、何の用事だろう。 「失礼しまーす…」 おどおどしながら中に入ると、女の子と目が合った。 「あ、ふ、福梨くん」 「なぁに?」 真っ赤な顔で、その子は口をパクパク動かしている。 「もしかして、この手紙を書いた人?」 「は、はいっ、そうです」 「何か用事?」 「えぇと、そのぉ…」 何だか一向に話が進みそうにない。 コトはもう帰ったんだろうな。