シュークリーム

「好きなのっ……!」


私の口から飛び出したのは、主語も脈絡も無い言葉。


「は……?」


それまで片手で口元を覆っていた村上君は、その手を退けてキョトンとした。


「……だからっ!! 村上君のことが好きなのっ……!」


半分以上はヤケで言い切った私の口調は、まるで八つ当たりをしているかのような可愛げのないものだった。


「いやっ、ちょっ……!」


村上君は状況が理解出来ないのか珍しく慌てていて、そのあとで彼は頭をガシガシと掻きながら俯いた。