シュークリーム

「現実」


途中で言葉に詰まった私の代わりに、村上君がキッパリと答えた。


熱を帯びていた体から、一気に血の気が引いていく。


頭の中でサーッと音が鳴った気がしたあと、目の前がクラリと歪んだ。


「お前、長谷川のことが好きだったんじゃねぇの? それに、課長とだって……」


「え……? 長谷川君と……課長……?」


「あぁ〜、もう……」


村上君の言いたいことを理解出来ずにいると、彼は痺れを切らしたみたいで、ため息混じりに呟きながらうなだれてしまった。